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Channel: 銀猫の女子ソフトボール観戦記
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【2016年第68回全日本総合女子ソフトボール選手権大会~3日目結果(写真追加)】

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※最終日20日の試合は12時開始予定だそうです。雨は上がりました※ さて19日は朝から雨でどうなることかと思いましたが関係者みなさんの努力の結果無事2試合を終えることが出来ました。<試合前、ベンチ前(しかも相手の日立側)にたまった水取りを頑張るデンソー応援団と係りの人たち><バックネット裏本部席は環濠集落状態(笑)><ファールボール拾いに走り回ったり、濡れるごとにボールを直接バックネット裏から届けたり、泥んこになりながら頑張った係りの高校生たちの努力も光りました>【Aブロック】<第2試合>大垣ミナモ 000 0003…3-6-2 日本体育大 500 100x…6-9-0 大垣ミナモソフトボールクラブ:●裁ひかる、邱安汝、山田麻未-柳田優香、六與瑞希日本体育大:○岡村奈々、山田蓮、大村茜-宇野有加里(本):(三):(二):【戦評】 初回、日体大は先発のミナモ裁を攻め5安打を集中し一挙5得点。投げてはエース岡村が4回1/3を無安打ピッチング。最終回にミナモに反撃を許し3点は失ったが終始危なげなく勝利した。 ただこう書くと先発の裁ひかるが不調だったのかと思われがちだが、かなり不運な内容だったのは確か。1番松本のヒットの後竹中が送って西藤のタイムリーまでは完ぺきにやられたが、その後1死一塁で小坂のショートゴロを新井が雨で手が滑ったかセカンドに悪送球で一三塁。山口の2点タイムリーは完全に詰まったあたりがライトの前にポトリ。宇野の三塁強襲ヒットも、打球は速かったが捕れる打球だったし、8番上松のレフト前2点タイムリーもどんづまりと、もはや流れが全て日体大に行ってしまった回だった(行かせてしまったのはミナモの責任なのだが)。 それにしてもやっぱり岡村はいい投手。大学に入って1、2年は「あれ、このまま終わってしまうのかな」という時期もあったが、もう十分トップレベルで通用するね。さてどこに進むのか。上野の後継者とかだけは止めてね(笑)【先攻・大垣ミナモソフトボールクラブ】 1(7):小泉ゆい 2(4):溝口かなこ 3(9):永沢安奈 4(3):谷口敏子 5(6):新井賢紗 6(9):奥あかね 7(2):六與瑞希 8(5):小泉あい 9(8):大杉千尋 FP(1):裁ひかる【後攻・日本体育大】 1(4):松本風香 2(6):竹中真海 3(5):西藤優美 4(9):小坂芙由美 5(3):山口唯 6(2):宇野有加里 7(8):上村麗 8(D):上松優希 9(7):加福直子 FP(1):岡村奈々<好投した日体大の岡村奈々。彼女が非凡なのは投球もさることながらあの守備力><雨の中でも元気に歌って応援する日体大ナイン。「この青空の下で~♪」って(笑)><準々決勝>日本体大 000 0000…0-3-0 豊田織機 000 040x…4-6-0 日本体育大:●岡村奈々-宇野有加里豊田自動織機:○栗田美穂-ケイリン・キャスティーヨ(本):(三):(二):ケイラニ・リケッツ(織)【戦評】 連戦になった日体大は岡村が先発も疲れも見せずに織機打線をほぼ完ぺきに封じた。内容的には織機先発の栗田と互角だったと思う。 ただそれでも雨も強くなった5回は少しは感覚がおかしかったか、連続三振で簡単に2死を取った後に舛田に四球でその後二盗を許し、洲鎌、キャスティーヨにも連続四球。大きく外れたボールはなく、ほとんどが際どいコースだったが、やはりボール一つずつ外れていたのは雨のせいだろう。そして満塁となった後に中森の右手甲に当てる死球で先制点を献上すると、リケッツには左中間を完璧に破られて走者一掃。ほんとあとひと踏ん張りしていればどうなったかわからないが、紙一重のところで勝利が逃げた。 勝利は得られなかったが、今年の日体大のこのチームは最後の最後で印象に残るとてもいい試合をしてくれたように思える。ほんといいチームだった。 織機の栗田は強い雨の中いつものように笑顔を絶やさずリズムのある投球でテンポよく7回を散発3安打無失点。ところどころで得点圏に走者は置いたが、大雨の中一人涼しい顔で投げぬいた。 大学生からすればむしろこの栗田のようなピッチングこそが参考になるんじゃないかな。特別速いボールもないが、抜群のコントロールとリズム感ですいすい試合を進めて行ってくれる。見ていて本当に気持ちのいい投手。 ちなみに今年の織機のキャッチフレーズは「凡事徹底」。0-0の5回、日体大の攻撃は無死一塁で上松が左中間にやや大きなフライ。これで一塁走者の上村が二塁にタッチアップしたが、捕ったレフトの国吉が走ると思っていなくて直ぐに返球しなかったせいで悠々セーフに。もう一度「凡事徹底」の意味を頭に叩き込まなければ…。【先攻・日本体育大】 1(4):松本風香 2(6):竹中真海 3(5):西藤優美 4(9):小坂芙由美 5(3):山口唯 6(2):宇野有加里 7(8):上村麗 8(D):上松優希 9(7):加福直子 FP(1):岡村奈々【後攻・豊田自動織機】 1(6):髙坂香月 2(8):舛田妃美呼 3(5):洲鎌夏子 4(1):ケイリン・キャスティーヨ 5(4):中森菜摘 6(D):ケイラニ・リケッツ 7(3):佐藤光紗 8(7):国吉早乃花 9(9):永溝早紀 FP(1):栗田美穂<雨の中完封勝利の織機の栗田美穂><5回2死満塁から好投の日体大岡村が中森の派手な手袋にぶつけてしまい押し出し死球><5回、織機はさらにリケッツが走者一掃の二塁打でこの回4点>【Bブロック】<第2試合> Honda 100 0011…3-?-? 園学大 001 303x…7-?-? Honda:○モーガン・メロー、西岡里恵、金尾和美-田井静華園田学園女子大:●原奈々,原田悠-椛山奈々(本):芝﨑恵梨(H)(三):胡子路代(H)(二):石川恭子,堤加菜子(園)【戦評】 ※詳細不明【先攻・】 1(): 2(): 3(): 4(): 5(): 6(): 7(): 8(): 9(): FP():【後攻・】 1(): 2(): 3(): 4(): 5(): 6(): 7(): 8(): 9(): FP():<準々決勝> Honda 000 0001 2…3-?-? 伊予銀 000 1000 0…1-?-? Honda:○モーガン・メロー-田井静華伊予銀行:●内海花菜-二宮はな(本):(三):(二):小川絵里加、胡子路代(H)【戦評】 ※詳細不明。伊予銀惜しかった。【先攻・】 1(): 2(): 3(): 4(): 5(): 6(): 7(): 8(): 9(): FP():【後攻・】 1(): 2(): 3(): 4(): 5(): 6(): 7(): 8(): 9(): FP():【Cブロック】<第2試合>日本文理大 000 0000…0-?-? トヨタ自動車 030 100x…4-?-? 日本文理大:●阿南恵子-乙津向茄秋トヨタ自動車:○山根佐由里、田内愛絵里-馬場恭子(本):(三):鈴木鮎美(ト)(二):渥美万奈(ト)【戦評】 ※今のことろ詳細不明ながらも、トヨタ相手に0-4は日本文理大なかなかの健闘と言ってもいいのでは。【先攻・日本文理大】 1(): 2(): 3(): 4(): 5(): 6(): 7(): 8(): 9(): FP():【後攻・トヨタ自動車】 1(): 2(): 3(): 4(): 5(): 6(): 7(): 8(): 9(): FP():<準々決勝>シオノギ製薬 001 00…1-2-1 トヨタ自動車 710 00…8-6-0 シオノギ製薬:●岩田みゆき、池田美樹-吉田美姫、岡恵利華トヨタ自動車:○モニカ・アボット、田内愛絵里-峰幸代(本):峰幸代(ト)(三):(二):渥美万奈、神山みどり(ト)【戦評】 シオノギ先発の岩田、好投するときは誰も打てないような凄いピッチングをしながらも、常にポカが付きまとう。またしてもそのいい時と悪い時の岩田が同居する試合になってしまったが、今日は良い時1割、悪い時9割の岩田だった。 初回、ワトリーと知久を簡単に打ち取りツーアウト。雨が降り続いていて難しいコンディションだったとはいえ、ここから長﨑、坂元への連続四球が致命的。続く渥美にタイムリー二塁打の後はまた四球、神山にタイムリー二塁打の後もまた四球で、最後は峰にスリーランをかまされ、アボット相手には死亡宣告レベルの初回7失点を食らってしまった。 そのあとはリリーフした池田が締めただけに、ほんと岩田が立ち直ってくれていれば決してコールドになることもなかったのだが。 【先攻・シオノギ製薬】 1(8):數原顕子 2(6):横野聖奈 3(5):古藤優実 4(D):上田恵 5(3):三宅美咲 6(9):金子沙耶 7(2):吉田美姫 8(7):神藤美樹 9(4):豊村未来 FP(1):岩田みゆき【後攻・トヨタ自動車】 1(8):ナターシャ・ワトリー 2(7):知久幸未 3(9):長﨑望未 4(4):坂元令奈 5(6):渥美万奈 6(5):鈴木鮎美 7(D):神山みどり 8(3):山下りら 9(2):峰幸代 FP(1):モニカ・アボット【Dブロック】<第2試合>デンソー 100 0000…1-8-0  日立  000 120x…3-8-0 デンソー:●岡野文香、近藤光-鬼澤麻純日立:○泉礼花-清原奈侑(本):佐々木瞳、林佑季(日)(三):増山由梨(デ)(二):テイラー・エドワーズ、松木瑛里(デ)【戦評】 デンソーは初回、泉姉の立ち上がりを攻めて先頭の増山がレフトに三塁打(田邊が後逸したが記録はエラーなし)。セカンドゴロで増山が三塁へ進むが、竹林のセカンドゴロで飛び出したところを松岡に刺されて2死一塁。一旦はチャンスが潰えかけたが、4番テイラー、5番田中の連続ヒットでなんとか初回に1点を先制。 デンソー先発はひと夏見ないうちに見違えるほど良い投手に成長していた岡野文香。何度もピンチを作られながらもどこかしら危なげない投球でそのまま行っちゃうのかと思いきや、落とし穴があったのが4回。 2死満塁の場面で奥田が平凡なショートゴロ。捕った野木がセカンドに送球も、これが若干ふわっとした送球になってしまいセカンドがなんとセーフ判定で三走が生還し同点。タイミング的には微妙というかどっちにも取れるが、うーんアウトでも良かったようにも思ったが、送球が緩かったのと、それ以上に一塁走者の田邊の二塁への走塁が素晴らしかった。楽にフォースアウトのタイミングだったが諦めずにベースめがけてスピードを落とさない懸命のスライディング。あの走塁が判定をセーフにしたと言っても過言ではない走塁だった。ただ一走田邊と打者走者奥田の足を考えたら、2アウトなんだし一塁に投げてアウトにしておけば何の問題も起きなかったのだが…。 5回、先頭の松岡がヒットで出ると、続く山田のレフトフライで二塁にタッチアップ。十分行けると思ったが、レフト剣持から「そこ以外はセーフ」というドンピシャの好返球が二塁ベース上に届いてタッチアウトで併殺に。チャンスが潰えた直後、待ってました千両役者の佐々木瞳。ちょっとした気のゆるみもあったか岡野の投球を完璧に捉えて打った瞬間にわかるセンターへの勝ち越し本塁打。さらに続く林にも一発が出て日立が終盤で2点を勝ち越した。 デンソーは何度もチャンスを作るが決定打が出ず。3回は先頭テイラーの二塁打のあと1死一三塁とするも無得点。最終回も1死後代打松木の二塁打と代打川畑のヒットで二三塁とするも、日立の泉礼花が最後まで踏ん張り、続く代打山澤、増山が打ち取られてゲームセットとなった。【先攻・デンソー】 1(8):増山由梨 2(4):安藤千恵 3(3):竹林綾香 4(D):エドワーズ 5(5):田中真紀子 6(8):江口未来子 7(7):剣持祐衣 8(2):鬼澤麻純 9(6):野木あや FP(1):岡野文香【後攻・日立】 1(9):長谷川千尋 2(4):松岡くるみ 3(8):山田恵里 4(D):佐々木瞳 5(5):林佑季 6(6):那須千春 7(2):清原奈侑 8(7):田邊奈那 9(3):奥田茉優希 FP(1):泉礼花<4回裏2死満塁、二塁封殺を狙った野木の送球がほんの少し弱かったうえ、一走田邊の走塁が見事でこのタイミングながらセーフになり日立が同点><5回、主砲佐々木瞳が貫録の一発><5回、さらに主将林も特大の一発。連続ホームラン><準々決勝> BC高崎 330 0003…9-10-0 日 立 000 0000…0-2-2 ビックカメラ高崎:○上野由岐子-我妻悠香戸田中央総合病院:●泉花穂、山中しほ-清原奈侑(本):(三):森さやか(ビ)(二):我妻悠香、内藤実穂(ビ)【戦評】 結果的に大差になったが、あの初回のセカンドの判定がすべてだったような気がする。 先頭の山本が四球で出ると、2番の市口が送りバント。しかしこれを読んでいたサードの林が目の前におり、打球を捕ると素早くセカンドに送球しフォースアウト。と誰もが思った瞬間、なぜか判定は「セーフ」…。タイミングは余裕で足が離れたようにも見えなかったのだが。 何よりショートの那須千春がセーフ判定を聞いて目を丸くして「え???な、なんで???」みたいな顔をしていたのが全てを物語っている。 あの那須がですよ、あの。那須ちゃんが。 日本のチベットと言われる岩手県は一関の山中に生を受け、ここまで20年。人を信じることしか知らずにただ純粋無垢のままにすくすくと成長してきた那須千春がですよ。その那須が判定に驚いた顔をするんですからもうそれだけで答えは出ているでしょう。 ただある意味、生まれて初めて那須千春が人を疑ったのを目の当たりにできた貴重な瞬間でもあったのだが…。 まあビックカメラが大勝したような試合の戦評はこんな感じにはなりますわな(笑)ただこういう展開になると、昨日の雨天中止が影響したかな。今日が連戦になってしまった日立と、万全の状態で上野を出せたビックカメラではやっぱり日立には不利でしたね。【先攻・ビックカメラ高崎】 1(5):山本優 2(9):市口侑果 3(8):メーガン・ウィギンズ 4(D):森さやか 5(6):糟谷舞乃 6(7):大工谷真波 7(3):内藤実穂 8(2):我妻悠香 9(4):柳井春菜 FP(1):上野由岐子【後攻・日立】 1(9):長谷川千尋 2(4):松岡くるみ 3(8):山田恵里 4(D):佐々木瞳 5(5):林佑季 6(6):那須千春 7(2):清原奈侑 8(7):田邊奈那 9(3):奥田茉優希 FP(1):泉花穂

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