【B会場第0試合(前日の続き,4回表から)】OLIVE(香川県) 100 4000…5
100 214x…8
甲賀健康医療専門学校(滋賀県)<コメント> 前日1-1の3回終了時点で雷雨によりサスペンデッドとなったこの試合。再開した4回表にいきなりOLIVEが強打で4点を奪って勝ち越し。 さすがにこの4点は甲賀にはきついかなと思ったが、2点、1点と取って着実に点差を詰め、最後は6回に4点を奪い返して甲賀が逆転勝利した。 OLIVEは一昔前とはちょっとメンバーが様変わりしたのかな。楽しくやるのがメインで、見ているこっちも楽しくなるようなほんわかチームだったけど、今年はなかなか真剣というか、結構打てる選手も多くて強いチームになっていた。<強打で健闘したOLIVEも最後は渡辺愛華がセカンドゴロに倒れてゲームセット>【B会場第1試合】福井フェニックス(福井県) 000 0020…2
000 0003…3
takagi北九州WaterWave(福岡県)<コメント> 福井フェニックスの投手はもともと大垣ミナモにいたそこそこ美人の寺川亜美。takagi北九州の山下とともに好投し、お互い点を与えないまま5回を終了。 6回表、福井は1死二塁から去年トヨタ自動車でレギュラーを張っていた林真由がレフトに値千金のツーランホームラン。寺川がその裏の回も抑えたが、そこまでに当たり損ねの内野安打と詰まったセンター前の2安打しか打たれていなかったので、こりゃほぼ90%福井の勝ちだなと思ったのだが、7回裏に信じられないようなドラマが。 7回、先頭の3番山本がこの試合始めての良い当たりとなる左中間を破る二塁打で出塁すると、続く4番松岡がレフトの頭上をはるかに越える大きな打球。レフトの小野真希(元トヨタ自動車の名選手で今もバリバリ)がフェンス越しに腕を伸ばすも届かず、フェンスにもたれかかって残念なしぐさをして「同点ツーラン」かとおもったら、なんと二塁の塁審が「エンタイトル二塁打」の判定。 これに対して三塁でコーチをしていた北九州の主、原田明香コーチが、「ええー入ってるやん!入ってますって!」と猛抗議。しかもレフトの小野にも「なあ、入ってるよなあ!?見たでしょ??」、さすがに小野も相手の同点ツーランなんだし「入ってます」なんて言えるわけもなく、苦笑いで「いやー、審判の判定なんでー」。そりゃそうだ(笑)。さらにレフトのフェンスの後ろで見ていた観客やドリームシトリンの選手にも「入ってたよねー??」って叫んだら観客も腕をグルグル回してホームランのジェスチャー(笑) まあこういうやり取りこそクラブ選手権の良さでもあるな~、と思いながら、しかし打球は間違いなくオーバーフェンスだったのでどうなるかな~と思ったら、審判団が協議の末「ホームラン」と正しい方に判定を覆してくれたので、これはこれで良かったでしょう。 この暑さの中では審判さんも見間違えることもありますわ。 さてそんな感じの中、2-2の同点振り出しで試合が再開されると、後続が簡単に倒れて2死となりタイブレイカー突入かと思った矢先、なんと7番の内藤共笑がライトに完璧な当たり。まさかのサヨナラホームランとなり、takagi北九州が7回に2本のホームランで3点を奪い劇的な逆転サヨナラ勝ちを収めた。<0-0の6回に福井は4番林が先制のツーラン><土壇場の7回裏、takagi北九州は無死二塁から4番松岡が大きな当たり(落ちる直前のボールがネットの向こうなので確かに入っているが)><レフトの小野もガックリ。でも塁審に「エンタイトル二塁打」と言われて松岡が二塁ストップ><レフトフェンス後ろで見ていた香港のソフトボール選手も「ホームラン」とグルグル手を回しています(笑)><協議の結果、無事ホームラン判定に><そして最後は7番内藤がライトへサヨナラホームラン><健闘した福井フェニックス。でもやっぱり個人的にはずっと昔からいるこの二人が試合に出てないと「福井フェニックス感」がないなあ(笑)>【B会場第3試合】甲賀健康医療専門学校(滋賀県) 000 1212…6
000 3000…3
山梨学院大学 RED SWANS(山梨県)<コメント> いやー、山学大はもったいなかった!ちょっと普通では考えられないような守備のミスが出て逆転負け。下級生メインとは言え鍛えられた好チームなのに、緊張したのかなあ。 甲賀は4回に4番馬庭瑠以のオームランで先制。3点奪われ逆転されたたあとの5回表、2死二塁から9番嶽静花がレフト前にヒットを放つと、これをレフトが痛恨のトンネルで打った嶽も還って3-3の同点に。6回に前川汀紗の中犠飛で勝ち越すと、7回には2死二三塁から3番白川遼の平凡なファーストゴロをトンネルしてしまいダメ押しの2点。 両チームともに鍛えられたいいチームなだけに、ちょっと残念な結果になってしまった。同点か1点差くらいで終盤両監督がどういう試合をしてくるのかが見たかったな。<甲賀医専は3-3の6回に前川がセンターへ犠牲フライで1点勝ち越し><7回は白川のファーストゴロを相手がトンネルしてしまう間に2点入ってダメ押し><健闘したがベスト4に残れなかったレッドスワンズ>【A会場第1試合】大垣ミナモソフトボールクラブ(岐阜県) 010 2205…10
000 0000…0
石狩SC(北海道)<コメント> 石狩SCは若い選手が試験のために北海道に帰ったりして人数がギリギリの10人。そんなわけでレフトの守備位置に投手を入れたりと苦肉の策で、そのおかげでレフトのまずい守備で4点くらい取られたけど、まあ大垣ミナモ相手に7回までコールドにならなかったんだから良しとしよう。 投手の小泉幸代がそこそこ良かったから途中まではちゃんとした試合になったしね。 ミナモはこれで順調にベスト4。今年は組み合わせに恵まれたので、ここまではほぼ全て楽な試合ばかりだった。 ちなみにこの試合は裁ひかる(5回)とチョウ・アンジュ(2回)の継投で石狩SCに対して一人の走者も出さずに完全試合。こういう大会ではちゃんと記録に残るし、完全試合も過去に4人しかいないんだから、どうせなら裁に最後まで投げさせてあげたら良かったのに。<先発しなかなか好投した石狩SCの小泉><5回まで完全試合投球の裁ひかる。6回からは無念の交代><セカンドライナーを好捕する石狩SCの原井未菜。2007年の全日本総合に北翔大が出た時から見てるから、もう11年か。長いなー。年齢のことは言わんとこう(笑)>【A会場第2試合】MSH医療専門学校(広島県) 000 3000 00…3
010 0002 01…4
厚木SC(神奈川県)(延長9回タイブレイカーサヨナラ)<コメント> MSH医専にとってはこれが3年生の集大成になるような大会。前年の準優勝の厚木SC相手に7回まで2点差で勝ってて、これは勝てるぞー、と思ったんだが、いやー本当にもったいなかった。惜しかった。勝てたな~。 試合は厚木が大石の二塁打で先制すると、MSHが4回に3点取って逆転。その後はMSHの左腕佐藤卓美と、リリーフした厚木の左腕木村胡桃が好投して3-1のまま最終回。 1死後、9番船山優果がレフト前ヒットで出ると、1番永井葵がライトオーバー。三塁打で1点かと思ったが、弛んだ外野ネットをワンバウンドで越えるエンタイトル二塁打で二三塁に。MSHにもまだ運が残っていたと思ったが、続く川口真優の投ゴロで、飛び出した三塁走者の船山を刺しに行かずに一塁に投げて2死ながらも1点差にされると、3番日浦安奈にセンター前に痛恨の同点タイムリーを打たれてしまった。 その後は厚木の3人目で、エースの大塚巳那子相手にMSH打線は得点の気配もなし。厚木SCも下手な攻撃で8回は無得点だったが、ようやく9回に1死三塁からなんと最後は投手のワイルドピッチで1点が入りサヨナラ。 ギリギリの綱渡り、ヨレヨレのサヨナラ勝ちだったが、厚木SCはなんとか去年準優勝チームの面目が保てた。<1-3の7回裏、1死から永井葵がライトオーバー。今日は永井を1番に置いて正解><2-3の2死三塁から日浦安奈がセンターにヒットを放ち、厚木SCが土壇場で同点に><最後はリリーフしたMSHの城石亜美が痛恨のワイルドピッチ><サヨナラ勝ちで厚木SCがなんとかベスト4に><先発し好投したMSHの左腕佐藤卓美><MSH監督で元大鵬薬品の小原友里さん><リリーフして好投した大塚巳那子。投手が木村、大塚と継投する間はMSHは得点できそうになかった>
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