みなさま、このサイトの更新も明日が最後になります。ですが、過去の記事も含めて今月中には新しいサイトに引っ越しする予定です。今のところサイトのURLは正式には決まっていませんが、「銀猫 ソフトボール」とかなんとかで検索できるようにはします。どうか何卒、そのあたりはご容赦していただきましてよろしくお願いします。ソフトボールファンは死ぬまで止めません^^
日本リーグの記録特集今回は投手に関して。 いつものように基本的には全投手を対象にして、比率のデータに関しては、 “試合当たりの比率=投球回数20回以上の投手” “打者当たりの比率=対戦打者数50人以上の投手” について計算しています。 ※ちなみに今年はNECプラットフォームズの三木綾菜が歴史に残るような大車輪の活躍をしたので2001年以降の15年間の記録と比較しています(文中「史上最多」とかいう記述があればそれは2001年以降最多の意味です)。【投手の総合評価の一例】 ちょっと試しに今年の成績からそれぞれの投手に「相対的な点数」をつけてみることにしました。 まず投手の能力をはかる指標としてはシンプルに四球、三振、被安打、自責点の4つに絞ります。 そしてこの4つの指標からよく知られた3つの数値を簡単に計算します(下に例としてそれぞれのベスト5を掲載)。<K/BB率(ベスト5)>
7.0 ケイラニ・リケッツ
5.5 モニカ・アボット
5.1 カーヤ・パーナビー
5.0 上野由岐子
4.4 尾﨑望良<被打率(ベスト5)>
0.132 モニカ・アボット
0.137 上野由岐子
0.140 尾﨑望良
0.151 中野花菜
0.168 ケイラニ・リケッツ<防御率(ベスト5)>
0.56 上野由岐子
0.94 濱村ゆかり
1.00 尾﨑望良
1.01 モニカ・アボット
1.35 栗田美穂 さて、ここからそれぞれの項目で順位ごとに点数をつけます。 20回以上投げた投手が今年は32人いたので、1位には32点、2位には31点とつけていって32位には1点、ということになります。 そして投手ごとに点数を足し合わせ、それを96(=32x3)で割って、100をかけたものを今年のその投手の『総合的投手能力度』ということにしましょう。 理論的には3項目全てで1位なら100点満点、でも全てで最下位でも1点にならないのでいずれ改良します。 下がその点数による投手の順位です(10位まで)。もちろんどこのチーム相手に投げたかで大きく違いますが、個人的には結構感覚的には合ってるような気がします。<総合的投手能力度(カッコ内は投球回数)>
95.8( 90.3)モニカ・アボット
95.8(100.0)上野由岐子
91.7( 28.0)尾﨑望良
90.6( 85.3)ケイラニ・リケッツ
83.3( 44.6)濱村ゆかり
81.3( 26.0)栗田美穂
77.1(114.0)藤田倭
74.0( 91.3)カーヤ・パーナビーー
67.7( 39.6)大平未沙稀
66.7( 67.0)ジョーダン・テーラー ※90点以上なら超一流、80点以上で一流、70点以上なら日本A代表クラス、50点以上で日本B代表クラス、的な感じ。 ※アボット、上野に次ぐ投手が実は太陽誘電の尾﨑望良、前から常々言っているけど、「投手尾﨑」が少々過小評価されすぎている気がする。【投球回数】
114.0 藤田倭
100.0 上野由岐子
91.3 カーヤ・パーナビー
90.7 藤嶋涼菜
90.3 モニカ・アボット ※2001年以降の最多は2002年坂井寛子の155.6回。藤田の114回は例年並み。【登板試合数】
22 藤嶋涼菜
21 藤田倭
19 近藤光
17 上野由岐子
17 カーヤ・パーナビー
17 岡村奈々
16 ジョーダン・テーラー
16 重藤恵理佳
16 小薗美希 ※結局藤嶋が全試合登板達成! ※2001年以降の全試合登板選手を下に列挙します。<2001年以降の全22試合登板投手>
2001 遠藤有子(大徳)
2002 浅木明香(伊予銀行)
2002 坂井寛子(戸田中央総合病院)
2004 山口綾子(トヨタ自動車)
2005 清水麻琴(戸田中央総合病院)
2005 山口綾子(トヨタ自動車)
2005 遠藤有子(日立)
2006 清水麻琴(戸田中央総合病院)
2007 松村 歩(シオノギ製薬)
2008 上野由岐子(ルネサス高崎)
2009 藤原麻起子(日立)
2015 三木綾菜(NECプラットフォームズ)
2017 藤嶋涼菜(日本精工)【完投・完封】<全完投数>
13 藤田倭
12 上野由岐子
11 カーヤ・パーナビー
8 モニカ・アボット
8 ケイラニ・リケッツ
5 近藤光
5 重藤恵理佳
5 藤嶋涼菜
1 濱村ゆかり
1 ジェイリン・フォード ※パーナビーも今年はよく投げたけど、やっぱり藤田<完封勝ち>
6 上野由岐子
4 藤田倭
3 モニカ・アボット
2 カーヤ・パーナビー
1 7投手 ※上野がトップだが、なんか地味な一年だった<完投勝ち(完封除く)>
7 藤田倭
6 上野由岐子
6 カーヤ・パーナビー
4 ケイラニ・リケッツ
3 モニカ・アボット
2 近藤光
2 重藤恵理佳
2 長谷川朋子
1 7人<完投負け>
5 藤嶋涼菜
3 カーヤ・パーナビー
3 ケイラニ・リケッツ
2 モニカ・アボット
2 内海花菜
2 海部栞菜
2 栗田美穂
2 近藤光
2 重藤恵理佳
2 ジョーダン・テーラー
2 藤田倭
1 4人【対戦打者数】<シーズン合計>
456 藤田倭
438 藤嶋涼菜
362 上野由岐子
361 カーヤ・パーナビー
337 モニカ・アボット ※過去のトップは2015年「654」の三木綾菜。【投球数】 (2,601 三木綾菜)1762 藤田倭
1616 藤嶋涼菜
1436 上野由岐子
1383 モニカ・アボット
1308 カーヤ・パービー
1231 ケイラニ・リケッツ ※藤嶋はとにかく一つでもリーグトップになってくれてよかった。過去17年間でダントツは2015年三木綾菜の2,601
<1回あたり投球数・少ない5人(かっこ内は投球回)>
12.9( 28.0)尾﨑望良
14.3( 91.3)カーヤ・パーナビー
14.4(100.0)上野由岐子
14.4( 85.3)ケイラニ・リケッツ
14.8( 38.3)平原かすみ<1回あたり投球数・多い5人(かっこ内は投球回)>
21.9(36.6)ジェイリン・フォード
19.7(43.6)白川果歩
19.2(38.6)エイミー・クレイガー
19.1(37.0)泉花穂
18.9(57.0)池田美樹 ※Hondaのフォードさん、1年目はコントロールがダメダメ~【防御率】<ベスト10(かっこ内は投球回)>
0.56(100.0)上野由岐子
0.94( 44.6)濱村ゆかり
1.00( 28.0)尾﨑望良
1.01( 90.3)モニカ・アボット
1.35( 26.0)栗田美穂
1.41( 39.6)大平未沙稀
1.48( 85.3)ケイラニ・リケッツ
1.48( 66)内海花菜
1.54(114.0)藤田倭
1.61( 91.3)カーヤ・パーナビー ※規定に達していない投手としては<ワースト10(かっこ内は投球回)>
5.15(36.6)ジェイリン・フォード
4.79(90.6)藤嶋涼菜
4.23(48.0)金尾和美
4.01(43.6)白川果歩
3.68(40.0)長谷川朋子
3.59(37.0)泉花穂
3.54(65.3)重藤恵理佳
3.41(26.6)辰巳舞衣
3.26(38.6)エイミー・クレイガー
2.95(38.0)加藤あずさ ※フォードはケガの栄光がなかったらどうだったか【被安打】<シーズン合計>
125 藤嶋涼菜
71 カーヤ・パーナビー
68 金尾和美
68 近藤光
67 藤田倭<被打率・ベスト5(カッコ内は対戦打者数)>
0.132(337)モニカ・アボット
0.137(362)上野由岐子
0.140(102)尾﨑望良
0.151( 61)中野花菜
0.168(335)ケイラニ・リケッツ<被打率・ワースト5>
0.429(58)山田夏生
0.413(58)樋口麻知子
0.364(67)原田悠
0.362(58)山口清楓
0.349(438)藤嶋涼菜【被本塁打】<シーズン合計>
10 藤嶋涼菜
10 藤田倭
9 カーヤ・パーナビー
7 池田美樹
7 庄司奈々
7 重藤恵理佳
7 山田夏生<ワースト被本塁打率(1試合当たり,全投手対象)>
8.4(4-3.3)山根佐由里
4.9(7-10)山田夏生
4.2(1-1.7)三輪さくら
3.5(1-2.0)江渡祐希
3.0(2-4.7)奥野初音 ※カッコ内は(被本塁打数-投球回)【奪三振】
100 上野由岐子
92 カーヤ・パーナビー
84 ケイラニ・リケッツ
82 ジョーダン・テイラー
77 藤田倭※外国人投手は制限回数があるのでここは上野が結果トップに来る<奪三振率・高い5人(一打者を三振に取る確率、カッコ内は対戦打者数)>
0.377(337)モニカ・アボット
0.297(276)ジョーダン・テーラー
0.292(171)エイミー・クレイガー
0.276(362)上野由岐子
0.255(361)カーヤ・パーナビー※アボットは毎年ダントツ<奪三振率・低い5人(一打者を三振に取る確率、カッコ内は対戦打者数)>
0.034(58)山田夏生
0.034(58)山口清楓
0.045(67)原田悠
0.052(58)樋口麻知子
0.057(210)白川果歩<K/BB率(奪三振/与四球、カッコ内は投球回数)~ベスト10>
7.00(85.3)ケイラニ・リケッツ
5.52(90.3)モニカ・アボット
5.11(91.3)カーヤ・パーナビー
5.00(100)上野由岐子
4.40(28.0)尾﨑望良
4.33(44.6)濱村ゆかり
3.73(67.0)ジョーダン・テーラー
2.78(38.6)エイミー・クレイガー
2.60(26.0)栗田美穂
2.20(20.6)五味彩華【四死球・暴投・不正投球】<シーズン合計与四球>
40 藤嶋涼菜
36 藤田倭
35 ジェイリン・フォード
29 重藤恵理佳
28 池田美樹<1試合あたり与四球数。カッコ内は投球回-個数>
6.7(36.6-35)ジェイリン・フォード
5.1(29.0-21)岩田みゆき
4.5(26.6-17)辰巳舞衣
4.3(34.0-21)海部栞菜
4.2(37.0-22)泉花穂<シーズン合計与死球数>
17 藤嶋涼菜
16 重藤恵理佳
15 ケイラニ・リケッツ
11 池田美樹
11 藤田倭<1試合あたり与死球数、全投手対象>
6.0(4-4.6)奥野初音
4.2(2-3.3)山根佐由里
3.6(4-7.6)市谷愛美
3.2(2-4.3)河澄星菜
2.1(3-10.0)山田夏生<シーズン合計暴投数>
6 藤嶋涼菜
3 泉花穂
3 近藤光
3 カーヤ・パーナビー
2 ケイラニ・リケッツ<不正投球>
6 モニカ・アボット
2 泉花穂
2 ジェイリン・フォード
2 内海花菜
2 小薗美希
1 9投手【参考~全投手の「投球回数」と「登板試合数」、「対戦打者数」】
114.0 21 456 藤田倭(太陽誘電)
100.0 17 362 上野由岐子(ビックカメラ高崎)
91.3 17 361 カーヤ・パーナビー(SGホールディングス)
90.6 22 438 藤嶋涼菜(日本精工)
90.3 15 337 モニカ・アボット(トヨタ自動車)
85.3 14 335 ケイラニ・リケッツ(豊田自動織機)
75.0 19 319 近藤光(デンソー)
67.0 16 276 ジョーダン・テーラー(戸田中央総合病院)
66.0 14 274 内海花菜(伊予銀行)
65.3 16 289 重藤恵理佳(シオノギ製薬)
58.3 17 256 岡村奈々(日立)
57.0 14 262 池田美樹(シオノギ製薬)
55.0 16 237 小薗美希(日立)
54.3 15 232 庄司奈々(伊予銀行)’- - - - - - - - - - - - - - - - - - -‘※規定投球回ここまで(51回)※‘- - - - - - - - - - - - - - - - - - -‘
48.0 15 224 金尾和美(Honda)
44.6 10 174 濱村ゆかり(ビックカメラ高崎)
43.6 14 210 白川果歩(日本精工)
40.0 14 186 長谷川朋子(Honda)
39.6 11 161 大平未沙稀(戸田中央総合病院)
38.6 13 171 エイミー・クレイガー(デンソー)
38.3 11 147 平原かすみ(トヨタ自動車)
38.0 9 162 加藤あずさ(SGホールディングス)
37.0 12 168 泉花穂(日立)
36.6 10 181 ジェイリン・フォード(Honda)
34.0 9 145 海部栞菜(豊田自動織機)
29.0 10 125 岩田みゆき(シオノギ製薬)
28.0 7 102 尾﨑望良(太陽誘電)
26.6 9 124 辰巳舞衣(デンソー)
26.0 6 102 栗田美穂(豊田自動織機)
24.3 10 98 中村美樹(戸田中央総合病院)
22.3 8 94 田内愛絵里(トヨタ自動車)
20.6 7 94 五味彩華(戸田中央総合病院)‘- - - - - - - - - - - - - - - - - - -‘※20投球回以上ここまで※‘- - - - - - - - - - - - - - - - - - -‘
18.6 89 10 福井遥香(Honda)
15.3 61 8 中野花菜(ビックカメラ高崎)
14.0 67 5 原田悠(伊予銀行)
11.3 58 8 山口清楓(伊予銀行)
11.0 58 6 樋口麻知子(SGホールディングス)
10.0 58 5 山田夏生(日本精工)’- - - - - - - - - - - - - - - - - - -‘※50打者以上ここまで※‘- - - - - - - - - - - - - - - - - - -‘
9.0 45 3 八木里菜(デンソー)
8.6 41 4 常盤紫文(Honda)
8.6 44 4 大西里帆子(伊予銀行)
8.0 33 4 森真里奈(太陽誘電)
7.6 39 5 市谷愛美(SGホールディングス)
7.3 36 5 千葉美咲(SGホールディングス)
6.6 27 3 秋元菜穂(豊田自動織機)
5.6 24 5 森あすか(戸田中央総合病院)
5.0 29 3 泉礼花(日立)
4.6 33 2 奥野初音(シオノギ製薬)
4.3 22 4 河澄星菜(豊田自動織機)
3.3 21 3 山根佐由里(トヨタ自動車)
3.0 17 2 吉田遥香(日本精工)
2.0 8 2 江渡祐希(トヨタ自動車)
1.6 8 2 三輪さくら(トヨタ自動車)
1.0 3 1 山口美紀(デンソー)
0.0 0 0 黒川春華(ビックカメラ高崎)
0.0 0 0 小嶋雛乃(太陽誘電)
0.0 0 0 星加きらら(戸田中央総合病院)
↧