※テーブルスコアを全試合分載せていますが、一晩で仕上げたものでどうやら若干(?)の書き間違いがあります。1か月間訂正できませんのでお許しくさい…※<あきるの市営球場~2日目><第1試合>【平林金属v.s.日本精工】平林金属 010 1000 0…2-9-0
日本精工 000 1001 1…3-5-0
平林金属:●中村絢夏、中山知美、岡崎栞菜-弦田彩加日本精工:谷島花波、○藤嶋涼菜-馬場未波(本):岡田千波(平)、瀧中美緒(日)(三):岡田千波(平)(二):児島(日)【テーブルスコア(Game-07)】【戦評】 前日に靜甲を破った平金は中村絢夏がこの日も好投。昨年優勝の日本精工を7回1死まで1点に抑え勝利目前だったが、土壇場で瀧中美緒に一発を浴びて追いつかれ、最後は延長戦でサヨナラ負けを喫した。 今までの平金に対してなら「よく頑張った」で終わらせていただろうが、そろそろそういうのを過ぎて一つ上の段階にチーム力が上がってきたのでここらでちょっと苦言を呈したい。 この試合はやはり勝てたというか勝たねばいけない試合だった。強打の日本精工打線を被安打3に抑えていた中村にとってこの日一番警戒しないといけない打者が7番の瀧中だったはず。1打席目はライトに飛距離十分な打球を打たれたがライトの乾がフェンス際で好捕。そして2打席目はライトにクリーンヒットのタイムリーと、唯一合っていた打者。瀧中と勝負を避けても打順は8番、9番に回ることを考えると、仮に打たれたとしてももう少し慎重に攻めてもらいたかった。この辺は今後勝っていくためには必要な勉強だと思う。 作戦面に関しては結果論になるので何とも言い難いが、8回表の攻撃も違う方法があったかも知れない。この回は無死二塁で先頭打者が2試合連発を放っている岡田千波から。その岡田に送りバントをさせて1死三塁から高下、笹井に強打をさせて無得点。どうせ打たせるのなら、岡田から3人に打たせるという選択肢もあったのかも。岡田に送らせるのならせめて高下の場面で何か仕掛けたかった。一方の日本精工も同じように児島が送った1死三塁から江口に強打させヒットでサヨナラ勝ちだったが、江口はバットに当てるのが上手い選手なので転がした瞬間にゴーの作戦はあったはず。 と健闘した平金に対して苦言を呈するのも無粋なのだが、逆に言うと見ている方がそう歯がゆくなるくらい惜しい試合ができるようなチームになってきたということ。その辺をつめて行けばもっと勝てるチームになるだろう。 さて勝った日本精工は苦しみながらも勝ちきる当たりがさすが。先発のエース藤嶋が不調だったがリリーフの谷島がしっかり試合を締めたし、何よりあの7回の場面で同点弾を放った瀧中が立派だった。延長に入った時点ではもう負ける感じがしなかった。そして次は連覇に向けて最大の難関のシオノギ戦に向かう。<この日も好投した平林金属先発の中村絢夏><7回1死まで1点に抑え完投勝利目前だったが…><岡田千波が2試合連発となるホームランで平金が先制。岡田は4回にも先頭で三塁打を放ちチャンスメイク><2回裏、日本精工瀧中美緒の打球はライトフェンスいっぱいの飛球><4回表、無死三塁から高下葉月がレフトに2点目のタイムリーヒット><4回裏、瀧中がライト前に綺麗に運んで日精工が1点を返す(直後に離塁アウトは食らったが)><7回裏、1死走者なしでこの日当たっている瀧中が左中間に完璧な一発><8回裏、1死三塁から2番の好打者江口裕里がしっかりと叩きつけて転がすと、この打球が二遊間を破り日本精工がサヨナラ勝ち><やや不調の藤嶋涼菜をリリーフした谷島花波も好投して追加点を与えなかった> <第2試合>【佐川急便九州 v.s. シオノギ製薬】佐川九州 000 00…0-3-0
シオノギ 122 11…7-9-0
佐川急便九州:●馬場麻里-立花祐希子シオノギ製薬:○岩田みゆき-岡恵利華(本):三宅美咲(シ)(三):(二):數原顕子、三宅美咲(シ)【テーブルスコア(Game-08)】【戦評】 前日の試合で延長タイブレイカーを制して二日目に残った佐川九州だったが、さすがにこの試合のシオノギは格が違ったか。それでも初回、2回と連続して先頭打者がヒットで出るなど意地も見せたがともに併殺でチャンスが潰れたのが痛かった。 シオノギはようやく本来打つべき選手が打って5回まで毎回の7得点。先発の岩田も無難に抑え、終始危なげない試合展開。これでようやくシオノギが本気を出したかと思っていたのだが、実際にはそう上手くは行かなかった…。<この試合の写真はなし。会場が離れすぎてて間に合わなかった><あきるの市民運動広場~2日目><第1試合>【佐川急便東日本 v.s. YKK】佐川東 000 0100…1-5-0
YKK 011 100x…3-7-1
佐川急便東日本:●橋口麻弥、田中身祐希-清水菜々子YKK:○血分智香、坂本佳子-増田愛(本):古藤美友紀(Y)(三):(二):小林麻美(Y)【テーブルスコア(Game-09)】【戦評】 2試合続けてリーグ未加盟の佐川急便チームとの対戦になったYKK。勝つには勝ったし危ない場面もなかったのであるが、そこそこヒットも打たれたりエラーで失点したりと今一つスッキリしない試合展開だった。打つ方に関しても確かに長打やタイムリーで点は取ったが一気に畳みかける場面までは持っていけなかった。ともあれ、佐川急便支社2チームに対してなんとか連勝して最低限のノルマであるベスト4に駒を進めて準決勝の相手は大和電機。向こうはこの大会大いに乗っているがYKKは今一つ。しかし総合予選で勝利したりと相性は悪くないのでどういう試合になるか期待は大きかった。 ちなみにこの試合で実現したのがYKKの先発血分智香と佐川東日本の4番血分美香の姉妹対決。結果は良い当たりもあったが2打席ともレフトフライに打ち取った妹の勝ち~。<今年からの佐川東日本の監督は、元三島関病院の捕手で鈴木碧投手(その後大鵬薬品)などとバッテリーを組んでいた東野典子さん><佐川東日本の4番ファースト血分美香選手。残念ながら妹の前にこの日は無安打><5回からリリーフし2回を被安打0に抑えた佐川東日本の田中身祐希投手><第2試合>【大和電機 v.s. 東海理化】大和電機 000 0400…4-6-1
東海理化 002 0000…2-6-0
大和電機:○小西あかり、西奥間沙紀、小西あかり-山嵜真奈美、岡村香織東海理化:●河津かおり-石田沙也佳(本):(三):(二):越智華奈子②(理)【テーブルスコア(Game-10)】【戦評】 東海理化が3回裏に越智華奈子の2点二塁打で先制。先発の河津かおりが好投して4回までパーフェクトに抑えていたのでこのままで行くかと思われたが、フルスイングの大和電機打線が5回のワンチャンスで一気に畳みかけて逆転して昨年2位の東海理化を破った。 大和打線は4回まで河津に完璧に抑えられていたが、5回、先頭の後藤菜緒子がセンター前に初ヒット。続く田中智佐世がライト前に運び、送球の間に好走塁で無死二三塁と一気にチャンスを広げる。こうなると大和ベンチはノリノリ。7番角山がセカンド右に転がして1点返すと焦ったセカンド秋山が間に合わないホームに投げて野選でさらにピンチが継続。続く岡山弥生が三走との間でヒットエンドランも失敗し小フライとなるが、これがショートの頭をギリギリで越えるタイムリーと流れも完全に大和電機。そしてさらに満塁にチャンスを広げ地元あきるの出身の主砲中嶋瞳が打席に。このチャンスで期待通りに中嶋がレフトに大きな打球を放つと、満塁弾にはあと一歩届かなかったが左中間を深々と破るヒットとなり勝ち越しの2点が入る(一走の山口が捕られると思ってスタートが遅れ二塁までしか行けなかったため単打)。 東海理化も意地を見せ、最終7回には代わった西奥間からヒットと四球で一二塁のチャンスを作りこの日2本の二塁打を放っているもっとも頼りになる越智を迎えたが、再登板の小西がショートゴロに抑えゲームセット。大和電機がエースと主砲の活躍で東海理化を破り21年ぶりにベスト4に駒を進めた。 強打の大和電機だが、この日はライトの後藤菜緒子やセンターの新田和音など外野手のダイビングキャッチによる美技も連発。セカンドの角山瞳も右に左によく動いていたし、守備面での活躍も大きかった。<4回まではパーフェクトと完璧に抑えていた東海理化先発の河津かおり。逆転された5回は不運な打球も多かった><先発し、7回には再登板して東海理化打線相手に2失点に抑えた小西あかり><3回裏、東海理化が誇る強打者越智華奈子が2点タイムリーを放ち先制><3回裏、理化2死二三塁から石田沙也佳の完全なヒット性のライナーに対し前進して前にダイビングしてキャッチした大和のライト後藤菜緒子。ピンチを救う超ファインプレー><4回裏、東海理化先頭の小林果歩の右中間への鋭い打球に対し今度はセンターの新田和音がダイビングキャッチ!><5回表、無死一塁から田中智佐世がライト前ヒット。田中のこのフォロースルーがかなり気に入っている><一走の後藤が好走塁で三塁へ、打者走者の田中も好判断で二塁に><5回表、続く角山瞳のセカンドゴロで三走後藤が判断よく生還、フィルダースチョイスも誘う><5回表、さらに8番岡山弥生がヒットエンドランでフライをあげるも幸運なレフト前ポテンヒットに><岡山、そりゃ謝るしかないでしょ(笑)><5回表、そして満塁のチャンスで2部の逸材中嶋瞳が大きな一打><その打球が左中間を深々と破り逆転、守備固めでレフトに入っていた井塚千尋もフェンスの向こうに飛び込むくらい必死に追ったがわずかに届かず><7回裏、東海理化は一打同点の場面で越智が打席に入るもショートゴロでゲームセット。越智でダメなら仕方がない>
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