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Channel: 銀猫の女子ソフトボール観戦記
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【2016年日本リーグ1部・最終節展望】

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※いろいろ考えましたがもし間違っていたらごめんなさい※す※早速ですが伊予銀とSGHの決戦を1日目と書いてましたが、最終日の誤りでした。ていうか、福山大会の土曜日と日曜日を反対に見てました。まるで予想が変わってしまう…。なので今日3日の昼までの記事はなかったことにしてください(笑)  さて2週間のブランクを経そて今週末の土日(11月5-6日)に、すべての集大成でもある日本リーグ1部の最終節が名古屋と福山で行われます。 毎年のことながら最後までどこが残るのかわからない大混戦の4位争い、それに下位争いに関して、いったいどうなるのかを予測してみたいと思います。【現時点順位】 さてまずは現時点での順位をおさらいしておきましょう。 ちなみに各チームの第9節までの20試合終了時点での対戦成績、得失点差はここに載せてあります。→【全12チームの対戦成績表】 19勝1敗:トヨタ自動車(1位確定)15勝5敗:ビックカメラ高崎(2~4位)15勝5敗:太陽誘電(2~5位)14勝6敗:日立(2~5位)13勝7敗:デンソー(3~6位)11勝9敗:Honda(5~6位)8勝12敗:豊田自動織機(7~8位)6勝14敗:戸田中央総合病院(7~11位)6勝14敗:シオノギ製薬(8~11位)5勝15敗:伊予銀行(8~11位)5勝15敗:SGホールディングス(8~11位)3勝17敗:NECプラットフォームズ(12位) ※()内は可能性のある順位(間違っていたらごめんなさい)【決勝トーナメント確定チーム】 まずは勝ち数で圧倒的なトヨタ自動車が1位をすでに確定させている。 次に、15勝5敗と勝ち数的には太陽誘電と並んでいるビックカメラ高崎だが、もし仮に最終節で2敗しても得失点差や対戦成績の関係から4位以上になることがすでに確定している。 最終節の対戦相手がトヨタとNECなので、おそらく3位以上は確定だろう。【大混戦の3位争いは???】 さてベスト4争いをしているBICを除く3チームの互いの対戦成績を見てみよう。15勝5敗:太陽誘電(対日立●1-6、(?)  対デンソー●4-5、○4-3)14勝6敗:日立(対誘電○6-1、(?)  対デンソー●4-5、●0-3)13勝7敗:デンソー(対誘電●3-4、○5-4、  対日立○5-4、○3-0) ※この3チーム内での勝敗は デンソー:3勝1敗(+4) 日立:1勝2敗(+1) 誘電:1勝2敗(-5)※(注)順位決定方法※勝率による。勝率が同じ場合、次の順序によって決定する。 (a) 該当チーム同士の対戦成績 (b) (a)も同じ場合、該当チーム同士の対戦得失点差 (c) (b)も同じ場合、総得失点差 (d) (c)も同じ場合、総失点 (e) (d)も同じ場合、再試合(ただし決勝、入替戦に関わる場合)  前半戦を終えた段階では「今年はトヨタと誘電は決まり」と言われていたその太陽誘電が、まさかの後半戦の失速で雲行きが怪しくなってきた。 ただ、たとえば最終節で2連敗し、日立とデンソーが2勝の場合、日立が16勝で3位、誘電はデンソーと勝ち数15の4位で並ぶ。その場合、対戦得失点差は同じなので総得失点差争いになるが、随分差があるので(誘電が10点くらい上回る)誘電の4位は堅い。 問題は誘電が2連敗し、日立が1勝1敗、デンソーが2連勝で3チームが15勝で並んだ場合だ。その場合は3チーム内で3勝しているデンソーが一抜け。2勝の日立が4位に滑り込み、1勝の誘電は5位に落ちてしまう。三つ巴になると誘電は不利なのだが、日立は最終戦が下位のシオノギ相手で、つまり誘電に勝ちながらシオノギに負けてしまう確率を考えると、誘電ファンは少し気が楽になるかも知れない。 もちろん誘電は2勝すれば(ビックカメラに2勝しているので)自力で2位を確保できるので、目指すのはそこしかない。 この最終節が天国か地獄かになるのは間違いなく日立だ。現在4位につけながら、ライバルデンソーには直接対決で2敗しているので、現在ある1勝のアドバンテージは無いに等しい。仮に誘電に負けてシオノギに勝っても、デンソーと並んでしまったらアウトなのだ。とにかく最終節初日の誘電戦は是が非でも勝利しないといけない。日立はとにかく連勝が義務付けられる。ここ何年かの集大成と位置付けて、それこそ全てをかける2試合になるだろう。 そしてデンソー。 勝ち数で劣っているが上のライバル同士の潰し合いもあるので、逆転決勝トーナメントもかなり現実味が帯びてきた。 もちろん「2連勝」が絶対条件だが、ジャクリンの投球回数もたくさん残っているので落ち着いて試合ができる。他力本願ではあるが、自分たちは2連勝して漁夫の利を得るシナリオも十分あり得る。 ただ今回少し例年と違うのは、対戦成績や得失点差に関しては明確な差があり、「どこと何点差以内なら」みたいな複雑な計算があんまり必要ないことだ。 つまり日立なら「誘電に勝つのが前提」、デンソーなら「2連勝が絶対条件(誘電が日立に勝ってくれるとなおよし)、誘電なら「とにかく1つは死んでも勝つ」みたいな感じで、シンプルに目の前の試合を勝ちに行くしかないことになっている。 どのチームも、試合内容なんか度外視してでも「とにかく勝つ」、それだけだ。【カギを握るのは‟Hondaと戸田”】 さてそういうベスト4争いで最もカギを握るチームはHondaと戸田だ。 最終節福山大会初日で戸田がデンソーに勝てばその時点でほぼ日立と誘電で決まり。デンソーはここで敗れればベスト4行きがほぼ消滅してしまう。戸田に勝っても翌日が強豪のHonda。いつも最終戦は引退選手のサヨナラ出場が多いHondaだが、勝てば5位の目も出てくるしここは普通にプライドをかけて勝ちに行くと思うし、行ってくれると願っている。【最下位も確定】 さて下位争いの方も一つの楽しみでもあるのだが、NECがもし仮に勝ち数でSGHか伊予銀行と並んだとしても、すでにどちらにも2敗しているので最終節を待たずしてNECの最下位、2部落ちは確定している。 いや、2部落ちはまだわからないか、どこか廃部になるかも知れないし(笑) 【入れ替え戦出場回避の争い】 そういうわけで最下位はNECで確定したので、次は11位を巡る争いになる。 たとえばの話、戸田が2敗して6勝止まり、SGHが伊予銀行に負けてHondaに勝利し1勝1敗、そして伊予銀行が2連勝したとすると、7勝15敗:伊予銀行6勝16敗:SGホールディングス6勝16敗:戸田中央総合病院 となる。 ここにシオノギが2連敗なら、6勝16敗:シオノギ製薬 が加わってくるとになり下が三つ巴になる。 その場合は得失点差で下回るシオノギが入れ替え戦だが、シオノギが一つでも勝利するとSGHに2敗している戸田中が入れ替え戦ということになる。 つまり、この4チームにはまだ入れ替え戦行きの可能性が残されているのだ。 ただその他の対戦相手を見て現実的に考えると、福山大会二日目(×初日)最終戦の「SGH v.s. 伊予銀行」の‟敗者”が入れ替え戦に回る可能性が高いように思われる。シオノギと戸田中はほぼ大丈夫なのではないだろうか。 そういう意味でも、この「SGH v.s. 伊予銀行」の戦いは非常に重要なのだ。 ちなみにこの2チーム、前半戦は4-2で伊予銀行の勝利なので、SGHは少なくとも2点差以上で勝つ必要があるが、直接対決前の1日目の試合結果で状況が大きく変わっていることもあるので、やはり予想は難しい。【引退選手最後の試合】 最終節はこういうように順位争いをかけた真剣勝負の舞台であるのはもちろんだが、小さいころからソフトボールだけに人生を捧げてきた選手たちの最後の舞台になることも多い。 もちろん誰が引退するのか、ユニフォームを脱ぐのか、チームを離れるのか、それは僕らファンにはわからないことが多いが、この最終節は全ての選手のユニフォーム姿をしっかり目に焼き付けておきたいと思う。 僕らファンにできることはそれくらいだけど、でも決して後悔しないように、最後までしっかり全選手を応援したいと思う。

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