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Channel: 銀猫の女子ソフトボール観戦記
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【2015年・第67回全日本総合女子ソフトボール選手権・岩手大会~ 1日目・1回戦の結果】

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【Aブロック・1回戦(19日)結果】 A1:「MSH医療専門学校●0-15○トヨタ自動車」 MSH 000 …0-0-1 トヨタ 861x…15-15-0 MSH医療専門学校:●赤石朱里、田中真琴、佐藤卓美-渡辺真祐トヨタ自動車:○平原かすみ、中村友佳-林真由、中川なおみ (本):山本絵梨奈、古澤春菜(ト) (三):鈴木鮎美(ト) (二):知久幸未(ト)【テーブルスコア・Game_01(スタメンのみ)】<コメント> 今大会では3回で15点差がついた場合にもコールドになる特別規定ができたが、まさにこの試合のために作ったかのような展開で3回15点差サヨナラコールド。<初出場のMSH医療専門学校ナイン><MSH医専の先発、赤石朱里> A2:「東海学園大●0-6○東京富士大」東海学園 000 0000…0-5-0 東京富士 103 0020x…6-8-0 東海学園大:長瀬りえ、●木村麻利亜、長瀬りえ-金子真衣東京富士大:○江渡祐希、千葉咲実-深沢未花 (本):黒澤花菜(富) (三):田口美佳②(富) (二):黒澤花菜(富)【テーブルスコア・Game_02】<コメント> 仮想大学日本一決定戦の試合ではあったが思わぬ大差がついた。ただ東京富士大の得点は1回は2死二塁、3回は2死無走者から、5回も2死二塁からと、全て2死からの得点。しかもそこで3度とも4番田口美佳、5番黒澤花菜に打順が回ってこの二人が1二塁打、2三塁打、1本塁打の6打点と100点満点の結果を出した。 逆に東海学園大からすればこの4番5番の二人の打者と流れの悪さに完敗した形だが、相手投手江渡の好投の前に散発5安打であまりチャンスも作れなかった。今年はどうも東京富士大の年だったのかも知れない。 A3:「日本精工●0-6○ビックカメラ高崎」日本精工 000 0000…0-4-1 ビックカメラ 101 013x…6-11-1 日本精工:●藤島涼菜-馬場未波ビックカメラ高崎:上野由岐子、○濱村ゆかり-我妻悠香 (本):村井彩乃(日)、メーガン・ウィギンズ・内藤実穂(ビ) (三): (二):【テーブルスコア・Game_03】<コメント> 2部の逸材、日本精工の藤嶋涼菜投手対ビックカメラ打線という非常に楽しみだった試合。最後はへばって5連打を食らい大差がついたが、内容的には十分爪痕を残せた投球だったと思う。 1回はショートのエラーで出した走者をメーガンの二塁打で還され、3回はセカンド児嶋のカバーが遅れて柳井のバントがヒットと後逸になり1点、5回も2死から柳井の当たり損ねのセカンドゴロを児嶋が慎重に行き過ぎてゆっくり投げて内野安打にされたあとに押出死球だったので、実質自責点はゼロ。ちゃんと守ってあげさえすれば5回無失点で乗り切れただろう。 日本精工は上野由岐子が先発登板してくれて対戦できたのも嬉しかったはず。でも来年はできれば別のチームと対戦したいよね(笑)<日本精工先発の藤嶋涼菜><上野からヒットを放ったキャプテン馬場未波> A4:「大和電機工業○6-1● NECプラットフォームズ」大和電機 000 0330…6-12-1 NEC-PF 000 0001…1-6-1 NECプラットフォームズ:●三木綾菜-瀧下麻理、中島はるな大和電機工業:○小西あかり-岡村香織 (本): (三):石井千春、林優貴(N) (二):山口めぐ、小栗有加②、新田和音(大)【テーブルスコア・Game_04】<コメント> 今の力的に言って小西さえ不調じゃなければ大和電機が勝つだろうとは思ったが、ここまで普通に勝つとは思わなかった。 大和電機は5回裏の守りでショートゴロエラーにショートゴロ好プレーで併殺という岡山弥生の独り相撲のあとに連打を浴びたがなんとか無失点で切り抜け。そして迎えた6回表、先頭の代打近藤紗帆が死球で出た後後藤菜緒子が絶妙のバントヒット、新田和音が綺麗な左前打で繋いで無死満塁。こういうチャンスでは滅法強い3番の小栗有加が右中間に走者一掃の三塁打を放って大和電機が3点を先制する。 続く6回にも角山瞳、後藤菜緒子の連打の後に、新田和音と小栗有加の連続タイムリー二塁打が出て試合を決めた。 NECは最終回に玉里友希の三塁打と林優貴の内野ゴロで1点返したが時既に遅し。2回には1死二塁から岸波亜美の強いサードゴロからごちゃごちゃ走っている間に二人ともアウトになるダブルプレー。今回も動かした走者が暴走の形になって足を使った攻撃は成功しなかった(最後はセーフ臭かったけどね、笑)。<(左~右上)無死満塁から走者一掃二塁打の小栗有加と喜ぶ大和電機ベンチ、(右下)新田和音も次の回にタイムリー二塁打><先発完投し1失点のエース小西あかり>【Bブロック・1回戦(19日)結果】☆B1:「盛岡大●0-14○福岡大」盛岡大 000 0…0-1-0 福岡大 365 x…14-10-0 盛岡大学女子ソフトボールクラブ:●坂本しおり、佐々木麻瑚-佐々木純子福岡大:○堀本明日香、増本亜美-甲木翔子 (本):水永まなみ(福) (三):河野多喜(福) (二):安冨梢(福)【テーブルスコア・Game_05】<コメント> 「盛岡大学ソフトボールクラブ」と名乗っているように単独ではなく盛岡大、岩手大、盛岡短大の選手による合同チームだったようだ。 試合は一方的な展開で4回コールド。ちなみに唯一の安打は盛岡大OGの奥村紗希選手で、エースで4番の坂本しおり選手は国立の岩手大在籍。<地元枠で出場した盛岡大クラブ。先発投手は岩手大の坂本しおり> B2:「山梨学院大●0-4 ○豊田自動織機」山梨学院 000 0000…0-4-0 豊田織機 002 110x…4-8-0 山梨学院大:●内藤加菜、板垣明星-森田紀代美豊田自動織機:○栗田美穂、海部栞菜、奥田絵美-澤井美佑 (本):佐藤光紗(織) (三): (二):櫻井円香(山)、高坂香月、山科麻由科(織)【テーブルスコア・Game_06】<コメント> 外国人選手抜きの織機相手とはいえ先発は栗田だし主力選手は出ていたし、それでいながら4点差での敗戦。やっぱり総合での山梨学院大はしっかりした試合をしてくれるなあといった印象。 6回に替わった海部栞菜投手相手に櫻井円香の二塁打から1死一三塁、2死満塁とチャンスを作ったが得点ならず。あそこで1本出ていたら面白い展開に持ち込めたのだが。<先発し5回2安打無失点の豊田自動織機、栗田美穂><山梨学院大先発の内藤加菜><山梨学院大キャプテンの森田紀代美、1年生の時の全日本総合東京大会YKK戦での特大ホームランははっきり覚えてる>☆B3:「YKK○3-2●ペヤング」YKK 000 0120…3-5-0 ペヤング 000 0200…2-6-3 ペヤング:●金澤理沙-古関亜美YKK:坂本佳子(0回)、血分智香、○坂本佳子-増田愛 (本):山本葵衣(ペ) (三): (二):樽谷知香(ペ)【テーブルスコア・Game_07】<コメント> 宿舎が同じだったYKKの選手と「何かが起きたら勝てるね」なんて冗談言っていたら、本当に何かが起きてYKKが勝ってしまった。 まず1回から登板した血分智香の好投が光る。彼女が4回無失点と好投したことでペヤングには焦りが出たはず。 0-0で迎えた5回、先頭の関口紅里がバントヒットを試みるとファーストの大島あずさが悪送球して無死一塁。碇純香が送ってから「何かが起きる」の第一弾。9番大竹莉乃の何でもない平凡なセンターフライをセンターの永井葵が捕球直前でまさかのグラブにも当てずに落球。完全に太陽の中にボールが入ったようで逃げるのが精一杯だった。この1死一三塁のチャンスでYKKはエンドランを仕掛けるもペヤングバッテリーが完全に読んでいて外したが、林聖恵が執念で飛びついてバットに当ててエンドラン成功、先制点をもぎ取る。 しかしペヤングも1部の意地、その裏に4番の山本葵衣がライトに放り込んで試合をひっくり返す。 ひっくり返されたYKKだが次の回に「何かが起きる」の第2弾。1死から小林麻美がヒットで出ると、続く増田愛の打球はライナーでレフトの前に。この打球を前進してきてギリギリで捕ろうとした荻原美也子が痛恨の後逸。打った増田まで本塁へ還り再び1点を勝ち越した。 ペヤングも最後まで攻め、7回1死一三塁となるとYKKはここで故意四球を選択。2死となったあと打者永井にカウント3-0と絶体絶命のピンチだったが、坂本佳子が踏ん張り3-2に。ここで永井の打球は鋭く三遊間真ん中に飛んだがショートの林が好捕。そして満塁策が功を奏し素早く三塁に送球し間一髪でフォースアウト、試合終了となった。 2部で全然勝てずにセクション最下位に沈んだYKKだったが、今日は采配も選手起用もバッチリ決まり運も最大限に味方してくれて、その鬱憤を晴らす見事な勝利だった。<5回表、1死一三塁から林聖恵が外されながらもエンドラン成功><6回表、増田愛のレフトへの打球はエラーを誘って“2点ランニングホームラン”><7回裏、YKKは2死満塁カウント3-0まで攻められながらも最後は三塁フォースアウトで試合終了!> B4:「富士大●0-7○ Honda」富士大 000 000…0-2-0 Honda 100 213…7-8-1 富士大:●織田志保、下山千晶、草刈里菜-鈴木佑美 Honda:○金尾和美、西岡里恵-田井靜華 (本):島崎望、バレリエ・アリオト(H) (三): (二):高橋瑛未(富)、島崎望(H)【テーブルスコア・Game_08】<コメント> 富士大はこの石鳥谷のグランドで土日に練習しているというまさに地元中の地元のチーム。 富士大は初回先頭打者のHonda島崎望に先制弾を浴びるも、先発の織田志保が踏ん張り3回までは0-1と僅差の展開。しかしその後はV・アリオトの一発などもあり失点を重ね6回でコールドとなってしまった。<地元石鳥谷で試合をする富士大。富士大と言えば日立の佐々木瞳に木村千春、Hondaの小川絵里加、ペヤングの佐藤このみ、…と思っていたらHondaファンのふるぐらさんに「富士大と言えば五十嵐美緒ですね」とか言われて懐かしすぎて泣いた(笑)>【Cブロック・1回戦(19日)・結果】 C1:「太陽誘電○10-0●ドリーム☆ワールド」太陽誘 002 08…10-8-0 D☆W 000 00…0-1-0 太陽誘電:○尾崎望良、森真里奈-佐藤みなみドリーム☆ワールド:●高野里穂、熊澤怜子-方違真由 (本):藤田倭(誘) (三):青木千春(誘) (二):岡本由香、山城みな、河野美里(誘)【テーブルスコア・Game_09】<コメント> 総合初出場のドリーム☆ワールド。この日の1試合目でYKKがペヤングに勝利したり大和電機がNECを破ったりと、2部チームによる下克上が続いていたので期待したのだが、さすがに相手が悪かった。 初回に谷口敏子がチームの総合初となるセンター前ヒットを放ったが、結局安打はこの1本のみ。先発し2回を無失点と上々の立ち上がりだった髙野里穂だが、3回に2死から藤田倭に先制ツーランを浴びると、5回には故意四球で満塁にした後に連続押出四球で勝負あり。リリーフした熊澤怜子も2点タイムリーを3本浴びて一挙8失点となってしまった。 初出場としてはかなりほろ苦い結果となったドリーム☆ワールドだが、是非とも来年も出場してこのリベンジを。<総合初出場のドリーム☆ワールド><チーム初ヒットの谷口敏子。結局この1本だけだった>☆C2:「花王コスメ小田原●0-2 ○シオノギ製薬」花王コスメ 000 0000…0-3-0 シオノギ 000 002x…2-6-0 シオノギ製薬:池田美樹-岡恵利華花王コスメ小田原:●高橋悠衣、大森知香-室井美月 (本): (三): (二):横野聖奈、岡恵利華(シ)【テーブルスコア・Game_10】<コメント> 5回まで0-0の展開と好投した花王コスメの高橋悠衣だったが、6回に連打と四球で満塁とされた後に三宅美咲に犠牲フライ、この大会当たっている岡恵利華に二塁打を浴びて力尽きた。 花王コスメで惜しかったのが最終回の攻撃。先頭佐々木百合香の完璧な打球をライトの金子沙耶がジャンプして好捕。続く深江由樹のセンターへの大きな打球もフェンス際で三宅美咲がキャッチ、2死一塁から大柴麗もレフトへ特大のファールと、あと少し運が向かなかった。<(左)7回裏、佐々木百合香の良い当たりをライト金子沙耶がファインプレー、(右)深江由樹の打球もセンターフェンス際>☆C3:「武庫川女子大●0-1 ○伊予銀行」武庫女 000 0000…0-1-0 伊予銀 000 100x…1-5-1 武庫川女子大:●尾崎千裕-横野丹音伊予銀行:○内海花菜、木村久美-池田千沙 (本): (三): (二):【テーブルスコア・Game_11】<コメント> 武庫川女子大と言えば元豊田自動織機で現在4年生の川口藍が1番ショートをつとめるチーム。その川口が最後の大会ということで注目したが1部の伊予銀行を相手にあわやのという好ゲームを見せてくれた。 先発の尾崎千裕が好投、4回に犠飛で1点は失ったがそれ以外はチャンスらしいチャンスも作らせず伊予銀行を相手に6回を1失点で乗り切った。 ただ伊予銀行の先発で武庫川女子大OGの内海花菜も意地の投球。2回に中嶋楓にポテンヒットは打たれるもその1本のみ。6回は川口藍からの打順ということで慎重にエースの木村久美にスイッチし内野ゴロに打ち取り、そのまま最後まで抑えきって冷や冷やながらも1点差で逃げ切った。<6回1失点と好投した武庫川女子大の尾崎千裕><元織機の川口藍。ひとつ特大のファールはあったが残念ながら期待のホームランは出ず>☆C4:「環太平洋短期大●0-3○日立」愛短 000 0000…0-3-2 日立 110 001x…3-8-0 環太平洋短大(愛短):●吉村藍-湯浅浩美日立:○小薗美希、山中しほ-清原奈侑 (本):那須千春(日) (三):長谷川千尋(日) (二):蕨迫葵(愛)【テーブルスコア・Game_12】<コメント> 「15点差くらいつけて日立が圧勝だろう」なんて軽口叩いて本当に申し訳なかった。 しかし環太平洋短大の吉村藍投手の投球が見事。ヒットは打たれて常に走者を背負いながらも我慢の投球でなんとか5回まで2失点。6回に地元岩手出身で会場では一番人気だった那須千春に特大弾を浴びたが日立相手に6回3失点は投げ勝ったと言っても過言ではない(過言か)。 いやそれにしても5回の三者連続三振は見事。っつーか日立の若手ももっとしっかりしなさい。<日立を3失点に抑えた環太平洋短期大の吉村藍>【Dブロック・1回戦(19日)結果】☆D1:「東北福祉大●0-7○デンソー」東北福祉 000 00…0-3-0 デンソー 200 23x…7-9-0 デンソー:○重藤恵理佳-竹林綾香東北福祉大:●水谷真衣-佐々木菜緒 (本):田中真紀子、江口未来子②、ジャクリン・トレイナ②、巽麗菜(デ) (三): (二):【テーブルスコア・Game_13】<コメント> デンソーは6本塁打で7得点って、効率が良いのか悪いのかよくわからん攻撃(笑) 投げては先発の重藤恵理佳が東北福祉大を5回散発3安打の無失点。東北福祉大はどうも新チームで臨んだようだ。☆D2:「戸田中央総合病院●3-4x○ IPU環太平洋大」戸田中 000 3000…3-4-0 環太大 001 0003x…4-4-0 戸田中央総合病院:●五味彩華-松村華子 IPU環太平洋大:○竹原由菜-小嶺来未 (本):アマンダ・チェデスター(戸)、竹原由菜(環、サヨナラ) (三):小嶺来未(環) (二):【テーブルスコア・Game_14】<コメント> 今大会最大の番狂わせがこの試合。試合前予想で「接戦でも常にパウリーを待機させて」と書いたが、そのパウリーを出し惜しんでいるうちに逆転サヨナラ弾を浴びたのだからこりゃ采配ミスと言われても仕方がない。 とはいえ場面は3-1と戸田中2点リードで2死三塁であとアウト1つだったのだからひっくり返したIPU環太平洋大を賞賛するしかないか。2死三塁から小嶺来未のヒットで1点差としたあとに投手で7番の竹原由菜が奇跡の逆転サヨナラ弾。 その場にどんな空気が流れていたのか味わいたかった。☆D3:「大垣ミナモソフトボールクラブ○8-0●関東学園大」大垣ミナモ 110 2013…8-10-1 関東学園大 000 0000…0-5-3 大垣ミナモソフトボールクラブ:○山田麻未、寺川亜美、裁ひかる-柳田優香関東学園大:●金子夏実、猪井玲那、磯知里-髙田亜李紗 (本):永沢杏奈(ミ) (三):大杉千尋②(ミ) (二):大杉千尋、奥あかね(ミ)【テーブルスコア・Game_15】<コメント> ミナモが初回にエラーで得点すると永沢杏奈のホームランや大杉千尋の3本の長打など10安打8得点で快勝。関東学園大は最終回1死満塁まで攻めたのだが1点が遠かった。 D4:「日本文理大●0-7○ SGホールディングスグループ」日本文理 000 000…0-1-1 SG-HLD. 031 1102…7-13-0 日本文理大: SGホールディングスグループ: (本):増野瑠奈、駒野まみ(S) (三):ステーシー・ポーター、土肥里奈(S) (二):岩城佑紀、田中里依【テーブルスコア・Game_16】<コメント> 日本文理大は元豊田自動織機の長澤佳子監督だがそのコーチとして元CLUB北九州の笹田知里さんが今年から就任した様子。 その大学生相手にK・パーナビーを先発させるなど勝利に徹したSG-HLDが13安打の猛攻で6回コールド勝ち。

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