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Channel: 銀猫の女子ソフトボール観戦記
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【2015年・第67回全日本総合女子ソフトボール選手権・岩手大会~ 2日目・2回戦の結果】

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いやあ…、東京富士大がトヨタに勝利目前だったのが…。ほんとうにもったいない!【Aブロック・2回戦(20日)結果】 A5:「東京富士大●3-6○トヨタ自動車」東京富士 003 0000…3-5-1 トヨタ自 000 1005…6-8-0 東京富士大::●江渡祐希-深沢未花トヨタ自動車:山根佐由里、○平原かすみ-馬場今日子、林真由 (本):山下りら(ト) (三): (二):長谷川ゆりか(東富)【テーブルスコア・Game_17】<コメント> 東京富士大が7回1死から痛恨の凡ミスが出て大大大金星を目前で逃した。 東京富士大は3回、トヨタ先発の山根佐由里を攻めて2死走者なしから連続四球でチャンスをもらうと、自慢の3番4番、田口美佳と黒澤花菜が連続センター前タイムリーで3点を先制。投げる方では先発の江渡祐希が丁寧に丁寧にコーナーをつく投球でトヨタ打線に凡打の山を築かせる。 4回に渥美万奈のタイムリーで1点は返したがまだ2点差、追いつめられたトヨタは7回、徹底して外角に投げる江渡からこの日当たっていた渥美が上手くレフトに流してヒットで出塁。鈴木鮎美がセンターフライに倒れると古澤春菜に四球で一二塁(これが痛かった)。ここで代打に出た町田ひかるも徹底して攻める外角にくらいついてライトに運ぶとこれがラインぎりぎりに落ちるタイムリーとなり2-3と1点差に。代走リエントリーの馬場今日子が走って1死二三塁に。 しかしここで迎えたワトリーに対しても丁寧な投球で攻め、セカンドへの平凡なゴロ。三塁走者は少しスタートするそぶりを見せたが走れず。二塁手が一塁に転送してツーアウト、と思った瞬間、ファーストが三塁走者を見るために目を切るのが早過ぎて、二塁手からの普通の送球を痛恨の後逸…。これで三塁走者が生還し土壇場の土壇場でトヨタが同点に追いついた。 追いつかれたらもう終わり。山下りらにセンターバックスクリーンを遥かに超える特大のサヨナラスリーランを浴び、東京富士大の夢のようなトヨタ戦勝利が吹っ飛んだ。<トヨタに戦勝利目前まで追い詰めた東京富士大のエース江渡祐希。コントロールの良い本当に良い投手。まだ3年生><7回裏1死一二塁から町田ひかるがライト線に技ありのタイムリー><7回裏1死二三塁、(左)N・ワトリーのセカンドゴロをファーストが痛恨の後逸、(右)直後に山下りらがバックスクリーンを越える特大サヨナラ弾><3-1勝利のスコアは幻に…> A6:「大和電機工業●1-7○ビックカメラ高崎」大和電機 010 0000…1-4-0 ビックカメラ 500 101x…7-11-0 大和電機工業:●西奥間沙紀、穴澤早貴恵、小西あかり-岡村香織ビックカメラ高崎:○濱村ゆかり-我妻悠香、降矢香 (本):中嶋瞳(大)、内藤実穂(ビ) (三): (二):【テーブルスコア・Game_18】<コメント> 大和電機は大事な試合に抜擢され先発した西奥間沙紀が緊張しすぎたか初回につかまり、2死としたあと単調にストライクを取りに行ってしまい連打を浴びて締めくくりにスリーランで一挙5失点。しかしその後はリリーフした穴澤早貴恵、小西あかりが好投しコールドは阻止。 大和電機は濱村ゆかりに抑えられていたが、4番の中嶋瞳がライトに流してのホームラン。打者としては2部からでもジャパンに選ばれておかしくない逸材の中嶋瞳が、社会人1年目からジャパン常連の濱村ゆかりから完璧な一発は実に痛快だった。<打者の方の2部の逸材、中嶋瞳が濱村ゆかりからライトに完璧な一打><リリーフし好投した大和電機の穴澤早貴恵。高校時代のライバルだった門前出身の大工谷真波との対決はサードへの強烈なライナーで引き分け(※後述)><レフト線風に流される大きな当たりを田中智佐世が好捕>※穴澤早貴恵は石川県津幡高校出身で大工谷真波も同じ石川県門前高校出身のライバル関係。この時代の門前には他に長尾美希(日立マクセル→CLUB北九州)や曽根原一葉(元日本精工)がおり、ライバルの津幡には穴澤と荒屋えりかのバッテリーがいた。この二校のライバル関係を能登半島沖地震と絡めて門前の視点から描いた「わたしたちの時代」という良質なドキュメンタリーが有名である【Bブロック・2回戦(20日)結果】 B5:「福岡大●0-6○豊田自動織機」福岡大 000 0000…0-2-0 豊織機 231 000x…6-9-0 福岡大:●堀本明日香、増本亜美-甲木翔子豊田自動織機:○井俣茉莉、奥田絵美-澤井美佑 (本): (三): (二):高坂香月、神田結美、下山実咲(織)【テーブルスコア・Game_19】<コメント> 織機は神田結美、佐藤光紗の2本のタイムリーなどで計6点。コールドにはならなかったが11安打を浴びせて快勝した。 福岡大は織機先発の井俣茉莉に抑えられながら2本のバントヒットでなんとか塁に出て攻めたが1点が遠かった。<1回裏2死満塁の場面で舛田妃美呼の一二塁間への打球を好捕し大量失点を防いだ福岡大のFPセカンド古賀稚菜><2回裏、神田結美が左中間タイムリーで織機が追加点> B6:「YKK●0-6○ Honda」 YKK_ 000 0000…0-4-2 Honda 105 000x…6-11-2 YKK:坂本佳子(0回)、●血分智香、坂本佳子-増田愛 Honda:○長谷川朋子、モーガン・メロー、長谷川朋子-田井静華 (本):森山遥菜(H) (三):芝﨑恵梨、島崎望(H) (二):田井静華、島崎望(H)【テーブルスコア・Game_20】<コメント> YKKは3回に5失点し6点差と一方的な展開にされたが、個人的にはその後の戦い方に非常に好感が持てた。 5回は1死一三塁とされると1番の加藤恵理を故意四球で歩かせて満塁策にし芝﨑恵梨のショート小飛球で三塁併殺。6回には無死三塁とされると、V・アリオト、又吉薫の二人を故意四球で歩かせて満塁策。ここでも満塁策が当たり、レフトライナーで飛び出した二走のアリオトを刺して併殺、佐野も遊ゴロに抑えて無失点で乗り切った。 6点差の5回裏、6回裏ということで、1点でも入ればコールド負けが決定。その「コールド負けだけは絶対に阻止する」という健気で必死な戦い方が実に清々しかった。 ただ攻撃の方は4安打で無得点。特に3回、5回と関口紅里、碇純香にせっかく連打が出たのに後続が走者を進めることもできなかったのは反省材料だ。<1回裏、1死満塁で胡子路代のセカンドゴロを本塁封殺するYKKのセカンド横山美咲>【Cブロック・2回戦(20日)・結果】 C5:「シオノギ製薬●0-2○太陽誘電」シオノギ 000 0000…0-3-1 太陽誘電 100 1000…2-5-1 シオノギ製薬:●岩田みゆき、池田美樹-岡恵利華、古藤優実太陽誘電:○藤田倭、尾崎望良-佐藤みなみ (本):佐藤みなみ(誘) (三): (二):數原顕子(シ)、山本晴香、佐藤みなみ(誘)【テーブルスコア・Game_21】<コメント> 太陽誘電は初回に山本晴香の二塁打のあとに佐藤みなみが適時二塁打であっさり先制すると4回にも佐藤みなみが左中間本塁打。しかしそれ以外は原田のどかのヒット2本だけと最後までシオノギ投手陣を攻めきれなかった。これを見るとどうもこの大会の太陽誘電はバッティングが不調で、結局それが次の準々決勝で悪い結果となって出てしまうことになる。 シオノギは1-0の3回に2死二塁から横野聖奈がセンターにヒットを放ったが、センター河野美里からの好返球で二走の神藤美樹がタッチアウトになったのが痛かった。<好投した岩田みゆきだったがこの直後に河野美里に一発を浴びる。打った瞬間はふらふらと上がりライトフライと思ったが、風にも乗ったか> C6:「伊予銀行●2-4○日立」伊予 011 0000…2-6-1 日立 000 022x…4-9-0 伊予銀行:●内海花菜-池田千沙日立:小薗美希、○山中しほ-清原奈侑 (本):山田恵里、清原奈侑(日) (三): (二):【テーブルスコア・Game_22】<コメント> 日立有利と思われたが伊予銀行が先行する意外な展開。伊予銀行は2回に金澤美優、3回に矢野輝美がタイムリーを放って2点を先制。 投げては先発の内海花菜が毎回の6安打を浴びながらも粘り強い投球で4回無失点と好投。しかし5回にとうとう捉まり、ショートゴロエラーでランナーを出した後に千両役者山田恵里に貫禄の同点ツーランを浴びた。 同点に追いついた日立は6回2死からヒットで出た松岡くるみを置いて打ちそうな顔して全然打たない清原奈侑がとうとう打つ方で仕事。試合を決める2点本塁打を右中間に放り込んだ。大学時代に対戦経験の多い内海だったので気分的にも楽だったか。 投げては4回からリリーフしたエースの山中しほが最後まで踏ん張って2点差で逃げ切った。<好投した伊予銀行先発の内海花菜だったが終盤のツーラン2発に沈む>【Dブロック・2回戦(20日)結果】 D5:「デンソー○7-0● IPU環太平洋大」デンソー 330 10…7-5-0 環太平大 000 00…0-0-2 デンソー:○重藤恵理佳-竹林綾香 IPU環太平洋大:●竹原由菜、吉井朝香-小嶺来未、宮本真緒 (本):竹林綾香、川畑瞳(デ) (三): (二):【テーブルスコア・Game_23】<コメント> 1回戦で東北福祉大相手に5回3安打完封の重藤恵理佳がこの試合ではさらに好投、一人の走者も出さない5回パーフェクトピッチング。どうせならコールドにせず6点差のままで最終回まで進んで重藤のパーフェクト記録を達成させてやればよかったのに(そんな上手くはいかんか)。しかしそれくらい、この日の重藤のピッチングは素晴らしくて、見ていないのだが打たれる気はしなかった(?)。 D6:「SGホールディングスグループ○10-2●大垣ミナモソフトボールクラブ」 SG-HLD. 210 0142…10-11-0 大垣ミナモ 000 0020…2-5-3 SGホールディングスグループ:○カーヤ・パーナビー、加藤あずさ-山科真里奈大垣ミナモソフトボールクラブ:●寺川亜美、山田麻未-柳田優香 (本): (三):寺本有希②(S) (二):田中里依、兵頭花帆(S)、小泉あい、仲村渠美寿々(ミ)【テーブルスコア・Game_24】<コメント> ミナモは理由あってだろうがエース山田麻未ではなく寺川亜美が先発。しかし初回に捉まって失点するとリリーフした山田もSG-HLDの勢いを止められず最後は大量失点。 少なからず接戦を期待した身としてはちょっと残念なミナモの大差負けとなってしまった。

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